2013年04月05日
『貫』と呼ばれる棒は意外と重要なんです
店の片隅に修理を待つ食卓椅子が1脚
ずーっと居座り続けてもう3カ月ほど(^_^;)
フレームが外れてきてて
いつダボから抜け落ちて
壊れてもおかしくない状態です。
なかなか修理する時間も取れず
ほったらかし状態でしたので
そろそろ修理するかと(-_-;)
いったんゴムづちでたたいて外し
ダボ穴と接着面に木工ボンド流し込んで
入るところまでゴムづちで
しっかりたたき入れたら完了・・・・
で終わってしまったらまた外れます
最後の〆に
専用の工具でまさしく締め上げます(^◇^)
そしたらちゃんとくっついてたように
見えてた接着面から
さらに余分なボンドがあふれ出して
接着面もピッタリくっついてくれて
あふれ出たボンドをふき取って
これで本当の完了です(#^.^#)
最近の食卓椅子は
デザイン性も考慮されてでしょう
本来であれば座面の下に
この椅子のように強度を持たせるため
(この椅子は特別に2本入ってます)
『貫(ぬき)』と呼ばれる
前脚と後ろ脚をつなぐ木の棒が
入っているのが本来の作り方で
安心できる構造なのですが
この貫が無い椅子もどうやら
最近では当たり前になってきてます。
今回修理をした椅子もそうですが
この貫が無いために座枠の後ろ側に
どうしてもテコの応用で1点に力がかかってしまい
外れたり抜けてしまう原因になります。
お値段的に安い椅子をお求めの際はとくに
この『貫』と呼ばれる棒の補強が入っている
椅子をお選びになることをお勧めします(*^^)v
ということでやっと修理できた椅子
こんなにほったらかしできたのには訳が・・・
我が家で使っている椅子の修理でした(^-^)
ダイハク家具 樺島由紀夫