2015年12月05日

波釘に仮釘 知ってると便利です(^O^)

「クリスリスまでには
 修理してお届けにまいります」

そうお伝えして持ち帰ってきたのが
衣裳箪笥
婚礼家具セットの中の衣裳箪笥の扉



まずはじっくり状況判断から(笑)



衣裳箪笥
扉のフレームが折れて
中にはめてあるかがみ板が押され
細工されたモールはささくれ状態(+o+)

フレーム折れ
固いナラムク材が完全に折れてて
けっこう細かい作業が必要そうです


裏から補強されていた
ガムテープをはがしてかがみ板
取り外してみると

婚礼家具扉修理
かがみ板を
差し込んであった溝も割れてて

箪笥が前に倒れたとき
何かがこの鏡板を押したんだな・・・・




キズの状況はわかった(*^_^*)





取りかかりは
扉フレームの接着と補強から


家具扉 修理
ささくれになったり
押されて変形した部分を
端から一つ一つ確認しながら

接着の妨げになりそうな部分を
手で押さえては飛び出す部分を
カッターで切り取って

また手で押さえて確認しては
切り取っての細かい作業を約30分ほど


接着に支障ないとこまで仕上げて


割れた断面に木工用ボンドを
全体的に塗りこんで

家具修理
締め上げる道具で
フレームを締めあげながら
木工用ボンド 圧着
ずれないように圧着して
扉のフレームを固定して



扉自体の重量もあってけっこう重たく
ボンドだけの接着はちょっと心配なので
波釘
久しぶりに使ったのが波釘(*^_^*)
隠れた場所の補強に便利な釘で

そのうえ
波釘
この波釘って
波が微妙に扇形になってて
打ちこむことで左右の部材を
引き寄せて圧着する効果も
持ってるため

波釘の特徴
打ちこんだ後はこのように
ちゃんと隠れて強度を保持してくれます





次にささくれたったモールの接着

仮釘
細かくささくれた木材は外側にそるため
浮かないようにとテープなどで留めても
隙間なくぴったりとはいかなくて・・・・

そこで便利なのが仮釘の登場(*^_^*)

ささくれた部分の根元から
順に押さえながら仮釘を打っていき
ちゃんと接着するよう抑えていきます

ボンドが乾いた後抜きますので

抜きやすいように
緑色のゴムがついてます



ただ仮釘使うと釘穴が残るので
ほんとうなら家具の表面に仮釘は
使いたくないのですが今回は特別

どうせ後に無くなってる部材部分に
パテで形成して色付けしていきますので
そのとき一緒に釘穴もふさぎます

仮釘の使い方
とはいってもやっぱり釘穴残るから
真正面から見える場所は避けてと
やっぱり家具屋ですから配慮して(^O^)



第1弾の
扉のフレーム接着補修はここまで
家具の修理
後日ボンドが乾くのを待って
次は削られたり無くなってる部分の
部材をパテで形成する作業に移ります



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Posted by ダイハク家具 樺島由紀夫  at 19:28│Comments(0)ダイハク家具
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