食器棚の扉についているこの蝶番は壊れやすい

ダイハク家具 樺島由紀夫 

2010年12月11日 18:14

店内で家具の開梱作業をしているところに
年配の女性のお客さんがご来店です。

ちょうど展示しようと届いたばかりの食器棚の
棚板をセッティングしている横で
その開いている扉をじーっと見てらっしゃったので
「どうかされましたか!?」おたずねしてみると
「引っ越し業者さんに扉の金具を壊されたから
 その扉が修理できるかどうか尋ねに来ました」とのこと

その方はその食器棚の扉についていた
蝶番をもってきてくださってたので拝見すると

アングル蝶番と呼ばれる金具が粉々に(@_@;)

ただしこのアングル蝶番は見た目は似ていてもサイズがいろいろあるんです。

デザインの若干の違いは問題ないのですが、扉板側の厚みと側板側の厚みによって
ミリ単位で微妙にサイズが変わるので、似てるからとつけてしまうと
すぐに割れたり扉が閉まらなかったりと問題が起きます。


その見分け方は、アングル蝶番の裏をみると
20×20とか18×20といった数字があるので
その番号が見つけられれば2.3日ですぐに金具はお取り寄せできます。

さいわいにも粉々になった蝶番の破片から
16という数字と別の破片から20の数字が読めました。
もとの形に破片を並べてあげると、16×20のサイズのアングル蝶番です。

店では他のサイズは3種類在庫してましたが、
16はもってませんでしたので週明けにお届けすることとなりました。


よく使われているこのアングル蝶番は亜鉛の型押しなので
じつはとても割れやすく、また開け閉めによる劣化も出てきますので
ある意味、消耗品としてご注意いただいたほうがよいです。

10年以上使っている家具にこのアングル蝶番がついていたら
開閉になっている支点の部分を見てみてください。
きっと擦り減ってしまい、ガタツキが出ていませんか!?
もし擦り減っているようでしたらはやめに交換されたほうがよいでしょう。
いきなり金具が割れ扉が落ちてガラスが割れたなどの事故はあってます。

金額も金具一つで300円~350円くらいです。
プラスドライバー1本あったらご自分でも交換できますよ。





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