遠い息子より近くの家具屋でいたい・・・また会いに行きますね

ダイハク家具 樺島由紀夫 

2010年07月20日 19:23

近所に30年近く住んでいたHさん。ご高齢の一人暮らしでした。
親しくなったのは6年ほど前、
私が町内会長を引き受けていた時、Hさんが組長として担当している組の住人の一人が
「町内会費を払いたくない」と言われたんだけど、どうしたらいいでしょうか?
との相談がきっかけでした。
その後、私の携帯番号がHさんの携帯に登録されてからは、時々連絡もらうようになり、
網戸の張り替えを頼まれたり、食器の処分を頼まれたり・・・・
ダイハク家具のお客様になっていただきもしました。

そんなHさんから
老人ホームに入ることにしたから、電動式のリクライニングができるベッドを購入したい・・・
先月連絡をもらい、先週末施設のほうに納品させていただいていました。
施設は新築で、ダイハク家具から車で約15分の距離にありました。

今朝、電話をもらい「相談したいことがあるんですけど…」との事だったので
施設を訪ねてみると、電動ベッドしかなかったお部屋が、荷物でいっぱいに。

「これでもほとんど荷物を処分したんだけど…」Hさんは話をします。
施設に移るとき、東京に住んでいる息子さんが来られたとかで、
それは嬉しそうに話をしてくれるのですが、どことなくさびしそうにも…

段ボール2箱に入ったままの本を指さし、これを収納できる書庫を購入したいとの相談でした。

仕事の話は5分くらいで終わったのですが、「持ち込んだ家具の引き出しが固くて…」
「じゃあ車に道具があるから調整しましょうね」
なんだかんだで2時間、作業もしつつ世間話をしてきました。
昭和2年生まれで、お花のお弟子さんもたくさんいらっしゃるとのことでした。

施設からの帰り道、自分の母が16年生まれなんだとふと頭に浮かび
仕事と介護の両立を・・・いつかは通る道なんだろうなと思うとなんか複雑な気分です。

安心して介護のできる生活設計、私も頑張るんで
政治家の皆さんも何とぞ日本の将来設計、よろしくお願いします。





多々良川からきれいな夕日。信号待ちの瞬間シャッターを!
でもシャッタースピードが速いのか写真は空が赤くないです…

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