もう揺れません(●^o^●)

ダイハク家具 樺島由紀夫 

2019年03月23日 14:41

計算してみると48年も前になります

私が若宮小学校に入学した当時
たぶん私の母が頼んでくれたのでしょう
毎朝学校まで手をつないで連れていってくれた
二歳上のかなちゃんとゆかりちゃん

今でもそんなお二人と
交流ができてるのはとっても嬉しいこと



そのかなちゃんから

「ゆきちゃん!!
 永年使っているチェアがグラついてて
 一度自分でもボンド使って修理したんだけど
 グラグラ揺れるとよ・・・修理できる?? 」

「たぶん大丈夫(●^o^●)」

「じゃあ見てくれる?? 」 と



かなちゃんが車に積んで
持ってきたのがウィンザ―チェア2脚
もう20年以上愛用されているとかで
塗装はところどころ白くはがれてても
やっぱり流行に左右されないデザインは
今見ても素敵です



見てみると
外れた部材にボンドを入れてくっつけてて

くっついてはいるものの
ホゾの部材はゆるゆる状態
これでは揺れるしまた外れるよね~




2.3日お預かりして修理開始


まずは脚の部材

外れる部分は全部ばらして


修理に手間がかかるのは

何カ所かボンド使って自分で修理した個所
ボンドが穴をふさいでしまってます(;一_一)

ドリルやノミを使って
古いボンドをすべて取り除いてから
新たに木工ボンドを使って
組み上げる順番通りに圧着して
脚の組み上げが終わったら
いったん作業は終了

1日置いて木工ボンドが乾いたら
今度は座面と脚を圧着して
ウィンザ―チェアの修理完了です

もう揺れません(●^o^●)



永年使われているため
木材も乾燥もしてて塗装もウロコのように
ポロポロ剥離している部分もあったことから

キズ隠しに使っているオイル塗料で
潤い与え隅々まで磨いてあげると


古キズはそのままでも
白かった部分は隠れてツヤもでて
素敵なアンティーク家具に~

これからも末長く
お使いいただけることと思います


かなちゃん喜んでくれるかな~(*^_^*)


ダイハク家具 樺島由紀夫

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