それなら私にもできるし・・・・

ダイハク家具 樺島由紀夫 

2018年12月28日 19:15

約2年ほど前に杉材で作られた
食卓セットを納品させていただいた
Hさまからお電話があり

「テーブルやベンチの
 木が割れてるのですが・・・・」


そんなお電話をいただき
とりあえず一度現状を拝見しに(@_@;)



お使いいただいている食卓セットは

有名な国産食卓メーカーさんの商品で
杉材をふんだんに使った
カントリー調のデザインでおしゃれです


一通り拝見させていただいたところ


こんなところに


あなんとこ


こっちの脚にもとひび割れが出てて
なんと4カ所に(>_<)



冬場にありがちなのですが
暖房してるお部屋の空気が乾燥すると
このようにひび割れを起こすことが
たまにあります


ということで
メーカー本社に連絡してみると

「保証期間も過ぎてるので
 送ってくれれば有償で修理します・・・」

とのことでしたが修理代プラス
この食卓セットを送って戻す送料まで
お客さま負担とはあまりに酷な話



どのように修理するのかを
工場の方に直接連絡して聞いたところ

それなら私にもできるし・・・・



Hさまには
強度が弱くなる割れ方ではないことと
この冬でさらにひび割れも進行する
可能性もあることをお話しさせていただき
気候が暖かくなってからHさまの庭先で
修理させていただくことに(^_^;)


責任もって私が無償で
ちゃんと修理させていただきます



という流れをメーカー本社に
結果報告としてお話ししたうえで

本来ならメーカーが責任を持って
修理対応すべきところを
私が修理することにしたわけだし

私から本社にちょっと厳しめに苦言を



確かに原因は
お部屋の乾燥だろうけど
そもそも杉の丸太を使って部材を
作っているわけで

今の日本のライフスタイル考えたら
当然のこととして室内で乾燥することも
想定されとかないとおかしくない??

せめて部材に丸太の芯がある部分は
『背割り』ぐらいのことしとくべきやん!!
家具屋だってそれくらいの知識はあるよ!!



そんなクレーム言ってたら・・・・



工場から補修用のペンキと刷毛が
送られてきました


修理がんばれ~ってか(;一_一)



どんなに有名なメーカー製でも
とくにヒノキや杉で作られた家具を
販売するときは部材の切り出し方を
ちゃんと確認しなきゃとあらためて
学んだ今回の案件でした



ダイハク家具 樺島由紀夫



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