ここからが腕の見せどころ(笑)

ダイハク家具 樺島由紀夫 

2015年04月02日 12:15

ここ何日か時間を作っては
コツコツとテレビボードの作成中(*^。^*)



今日は横幅3100mmの天板になる
30mm厚さあるパイン集成材の裏側に
反り防止のための金属レールを
埋め込む作業から


トリマーの機械に

ストレートビット
溝を掘る刃をつけて

金具をはめ込む溝を2本掘ります



つぎにその2本の溝の間を
金具の厚み分削り取って
表面と金具の高さが
フラットになるよう加工して


反り防止用の金属レールを
落としこんだあとビス止めして


天板補強の出来上がり

これでテレビなど重量があるものを
長期にわたって載せてたとしても
補強が有る無しで板のたわみが
出て来るかどうかの大事な工程





そしていよいよ部材の作成
最終過程は切り出した部材の
ラッピング作業


下処理として
すべての部材の表面を

サンダーでペーパーがけして
接着しやすいようになめらかにし
ダスターでしっかり粉を拭きあげて




ここからが腕の見せどころ(笑)



部材に貼り付けるラッピング材

今回は『サンゲツ』さんの
リアテック オーク材柾目を使用


ラッピング作業のコツを思い出すため
まずは小さな部材の脚部分から



部材にあわせてリアテックをカットして
シール式になってるので裏紙をはがして
気泡が入らないように空気を抜きながら
一定方向に少しずつ押さえながら貼ると


パインの集成材が
高級感のあるオーク材に

この作業で日曜大工がランクアップ
職人レベルの造作家具に変身かな(*^。^*)




そして一番大事な天板の表面部分
3.1mの長さを1枚貼りはやっぱり緊張(^_^;)

失敗したら大変・・・・



少しずつ裏紙をはぎながら
天板と平行になるように端から
押さえながら空気を抜いて表面張り

ずれもなく気泡が入ることも
シワになることもなく
綺麗に張れました(*^^)v


そんな感じで

パイン材を
オーク材にオールラッピング



あとは脚の部分にフェルトを貼って
すべての部材の製作完了\(^o^)/



あとはKさんの
リビングに持ち込んで
3.1mある壁面に
組み上げたら完成なのですが





さてさて
横幅のクリアランスは
1mmあるかどうかのギリギリ作成

横幅ぴったり壁面におさまるかな


        ダイハク家具 樺島由紀夫


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