椅子の構造上とっても重要なんだけど・・・・・
昨日のお昼ごろだったか
店に食卓椅子修理のご相談の
お電話がありました(^◇^)
現在お使いの
椅子の状況をおうかがいしてみると
私が修理できる範囲か
メーカー工場へと持ち込まないといけないのか
そのあたりの可能性をお伝えして
画像をメールで送っていただきました
送っていただいた食卓椅子は
ハイパックのデザインですので
おそらく座枠と後ろ脚フレームの付け根に
重量がかかってボンドが効かなくなり
貫(ヌキ)までその影響を受けて外れたよう・・・
とくにハイパックのデザインを選ぶ際は
ここの取り付け方の見極めが必要で
この椅子はまだ貫(ヌキ)と呼ばれる
座枠の下にある細い木の桟がありますが
デザインを優先してかこの貫の無い
椅子のデザインも最近よくあります
貫って部材
椅子の構造上とっても重要なんだけど・・・・・
ハイパックのデザインで
貫の無い椅子は購入パスしたほうが
いいと私はアドバイスしています(*^。^*)
画像を拝見したところ
私でも修理可能に見えましたので
折り返しその旨をお電話でお伝えしたところ
さっそくダイハク家具まで
車に積んで持ち込んでくださいました
できたら
5月2日までに修理をとのご希望でしたので
本日朝から修理に取り掛かることに(^O^)
ホゾ部分に残っているボンド痕を
丁寧にナイフで削り取った後
木工ボンドをへらで塗ります
そしてホゾをしっかりかみ合わせて
ある程度のところまではゴムづちで
叩き込んだ後、今度は締め上げる作業
椅子のフレームに
キズが入らないよう充て木をして
締め上げ器で締め上げて
接着部分を密着していきます
ただし締め上げ器1本で
一気に無理するとフレームを
割る原因にもなりますので
2本・3本と併用して交代で
締め上げると少しずつすき間が無くなり
余分な木工ボンドが
どんどん流れだして最後は密着(#^.^#)
あとは締め上げ器を
要所ポイントにつけ直して
木工ボンドがしっかり乾くまで
2日ほど放置して出来上がりです
みなさんのお宅でも座っていると
食卓椅子からきしむ音がしだした・・・・
そんなことないですか??
外れてケガをしたり
フレームに無理がいって
部材が割れたりする前に
ぜひダイハク家具までご相談を(*^^)v
ダイハク家具 樺島由紀夫
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